ザッ・・・ (先生、行った?) (た・・たぶん。) 口ぱくで会話しながら、ゆっくりと体を起こすゆーちゃん。 「はぁ~。ほんとにびっくりした~!」 ‘ん~‘と両手を上にのばし、布団の中から出てきた。 「ですね。」 そういって、押入れから出てきたのは 未だに本から目を離さない、千鶴ちゃん。 零はもう起き上がっているのだけれど なんとなく、顔を出せずにいる・・―――