ワがまま王子☆






あたしと零の横で、龍起がいきなりおなかをかかえて叫びだした。


「・・どうした?」

そう、低く静かな声で問いかける。

「せっ、先生!俺まじでおなか痛いんすよ~~っッ ぐおッッ!!」

わざとらしいっていったらわざとらしいけど。

ふーっとため息をつくと、龍起の方に目を向けた。

「・・・ったく。トイレでもいってこい!」