ワがまま王子☆

――ポトンッ

何かと思って見に行くと、龍起からもらったアメだった。

今食べちゃっおっかな・・。

またベットの上に座り、アメを袋から取り出す。

「・・なにそれ?」

そういってアメを指差した。

「んー、イチゴアメかな。今日、龍起にもらったのー♪」

甘いものが大好きなあたしは、もちろんアメだって好物のひとつだ。

「・・。」

零からの返事は何もなく、あたしが食べようとした瞬間だった―――――――