ワがまま王子☆




「だいひょうふ・・・ゴホッ」

パクパクと口を動かし、助けを求めるように左手をそろそろとのばした。

「み・・・水・・・・っッ」

自分の目の前にあった水を、一気飲みする。


「・・・ぷはっッ!! 千鶴っち~。どうして助けてくれなかったんだよ~?」

少しだけ涙目になりながら嘆く。

「私には全く関係ないからです。そのまえに、‘千鶴っち‘とは何ですか?」

怪訝そうな顔で龍起に問う。

「あぁ~、あだ名!いいっしょ~?」

嬉しそうにケラケラと笑い、ご飯をもう一口。

「よくない・・。」と、呟きながら横目で龍起を軽く睨む。