ピンポンパンポンッ 丁度いいタイミングで 放送が流れた。 ♪~ えー、これから夕食の時間になります。ボランティア活動の生徒たちは、食堂へ集まってください。 「あっ、じゃぁいこっか~♪」 さっと立ち上がると、にこっと笑った。 「あ・・うん。」 なんとなく返事をして、部屋のTVの上に置いてある時計を確認。 7:00、5分前。 千鶴ちゃんも立ち上がると 重いふすまを、ゆっくりと開けた。