ワがまま王子☆


―――ガチャ

「れっ零!?」

「ん。」

‘ん。‘とだけいって、ベットの上に座る。

「ななななんでここに!?」

「寒いから。」

そういって頭をこつんとあたしの肩にのせた。

自己中心的な考えを堂々と言う零。

イケメンだと自己中な考えでも、正当化されてしまうらしい。

「じゃっじゃあ、零はここにいてよ!!あたし、リビング行くから!!」

二人きりの空間を避けたい。

でもそんなあたしの淡い願いは伝わらなくて・・・

「なにそれ。」

といって、睨まれる始末。

「や、だからねッ!?」

そういった瞬間、机の上から何かが落ちた。