ワがまま王子☆

「ななななんで入ってくんの!?」

「別に。タオル取りに来ただけ。」

めんどくさそうにタオルの入っている棚を開け、ドット柄のタオルを一枚手に取る。

「そっそれあたしのッ!!!!!!」

そう反抗しても何も効果はなく・・

「ふーん。」

と、ただ一言いって、出て行こうとする。

「ちょっちょっとまってよッ!!」

慌てて零のシャツをつかむと、やっと振り向いた。

「何?」

「だからそれあたしのだって・・ッ!!」

「へー、そう。てゆうかさ、それよりも気にすることない?」