とりこ
いくら女の子を虜にしちゃう魔人だって。

男嫌いのあたしにはきかないんだからッ!!!!!

一人でガッツポーズをきめていると、いきなりドアが無造作に開いた。

「俺が何?」

「れれれれれれれれ零!?」

なっ何でここに!?

あたしの家じゃん!?

辺りを見渡し、また黒い瞳に吸い込まれる。。

「で、俺が何?」

おもしろそうにニヤッと笑う。

「なななななな何でも!!!!!!!!」

舌が上手く回らない。

「ふーん。」

何事もなかったように、自然にスタスタと脱衣所の中へと入ってきた。