〔未来side〕
「おはよう、どうだったかい?妻の部屋は。」
キス魔がおりてきても何も違和感が無いように話し始めるお父さん。
「とても快適でした。そういえば昨夜はすみませんでした。あんな夜遅くに・・。」
まって。
ちょっとストップ。
なんかおかしくない?
だって・・だって。
あたしの目の前にいる人・・さっきまでキス魔だったんだよ!?
高速回転くらいのスピードで、記憶を巻き戻す。
‘あんたさ、もっと色気のあるおこしかたできないわけ?‘
‘御代はー。んー、キスでいっか。‘
・・・こんなこと言ってる人がだよッ!?
そんなことを考えているうちに、会話はどんどん進んでいく。
「じゃあ、いいよなぁ。未来。」
コーヒーをまた一口。
いっいっいっいいわけないじゃんッッ!?

