「あっ!!」
自分からすねたのに、自分から話しかける。
「え?」
「未来、宿題やってきた!?」
「・・え、うん。一応・・?」
ほとんど零に教えてもらったのばっかりだけど・・・!!!
だって・・・
あんなの普通の女子高校生が分かるわけないじゃん!?
「お願いッ見して~~~っ!!!」
「いっ・・いいけど。」
横においたかばんからノートを取り出し、ページを・・
「みくちんっ!!頼むから俺にも見して~~っッ」
そう泣きすがるように言ってきたのは
隣の席のやつ。
「花音が先なの~!龍起は他の人に見してもらいなさいっ」
‘ふふん‘と鼻をならすようにして、隆起に言う花音。
「そこをなんとかっ!!!」
「いっいいよべつに。二人とも見れば?」
「ありがと~~っ」
「サンキュ~~っ」
キラキラとした瞳を見せると、一瞬にしてノートの噛み付くような勢いで集った。