ワがまま王子☆






「・・・・まぁ・・一応・・・っッ//」


だいぶ日が落ちて

プールももう終り

水着から服へと、着替えているときだった。


「・・えぇっ!?な・・なんで教えてくれなかったの!?」

あっ・・ありえない!!!

あたしは、ぜーんぶ花音に言ってきたっていうのに!?


「だ・・だって、照れくさい・・じゃん!」

恥ずかしそうに、顔をバスタオルで隠す。


「いっ・・今までは、ただの幼なじみだったし・・・?」

いや・・

両想いって、あたしでも分かったよ!?

花音はあたしのこと‘鈍感‘とかいうけど・・

実は、花音の方が鈍感だったりして?

「と・・とにかく!早く着替えちゃおうよっ!」







まだほんのり赤い顔をして、あたしを見た。