〔未来side〕
「もぉ~ッ、未来勝手に一人でどっか行っちゃわないでよ~!!」
あれからすぐ、ゆーちゃんとは別れて。
休憩所に戻ってみると、怒り気味の花音と拓馬くん、零がいた。
「だ・・だって・・。」
‘零に近づく女の子たちに嫉妬してた‘
なーんて
言えるわけないでしょ!?
「はぁー。ま、いいやっ!早くスライダー行こう~♪」
下に置いてあった浮き輪を片手に、スライダーの方向を指差す。
「花音、スライダーまで競争すっぞッ!!」
足踏みをし、もう勝負する気は満々。
「嫌だーっ!何で私がそんな子供染みたことしなきゃいけないのよ~?」
呆れ顔でそう返しながらも、まんざらではない様子。

