「ほんっとにごめんなさいッ!!」

女の子を男なんかと間違えるなんて・・

一生の不覚。

近くのベンチに移動して

おごったポテトをつまみながら、その女の子は笑った。

「もういいって~。何度謝ってるの~?」

可笑しそうに笑う姿は、花音とはちょっと違う可愛さを持っている。

「だっだって・・・・」

「ねえ~。」

ふいに、下から覗き込まれる。