「あっれぇ・・・?」

あれから約10分

もうそろそろ女の子軍団にも開放される頃だろうとふみ、さっきのところに来てみたはいいけど・・

肝心の零が

「いない・・?」

勿論、プールにケータイなんて持ってきているはずもなく。

みんな、休憩所に置いてきてしまった。

もしかして

あたし、また迷子ですか!?

流れるプールの方に向かおうとしたときだった。









「ねー。あなた、迷子なのー?」












―――――ドクンッ








そう、心臓が波打った気がした。