「プール?」 イヤホンをはずし、あたしの方に目を向ける。 「うん・・やっぱ、無理?」 「ん~。」 だよねー・・ いきなりだし。 花音になんて言おうー・・ 「いいよ。」 やっぱり・・ だめ、かぁ。 肩をがくんっとおとし、小さくため息をつきながら―――――― 「いいって言ってんじゃん。」 「・・・・え?」