ワがまま王子☆



もうそろそろ暗くなってきて

後少しで、花火があがりそうな時間。


「移動、しよっか。」

「うんっ」

「ん。」

そういって差し出された手のひらを、きゅっと握る。

自然に手をにぎってくれることが嬉しくって。

つい、はしゃいでしまう。


小さい子の声で騒がしかった辺りも、だいぶ落ち着いてきて。

カップル率が、高くなってきたみたい。



「ねー、どこ行く・・・・・・・っッ・・・・」


サァ―――――ッ





「ぎゃははッ、お前ばかだろ~!!」

「はッ!?   優  なんかに言われたくねぇしッ!!!!」



―――――――――――ッ優



すれ違ったのは


紛れもなく、あたしの知っている優。


金髪の髪を靡かせて。

優雅に笑う、その笑顔は。



どこからどうみても




優、そのもの――――――――・・・