もうそろそろ暗くなってきて
後少しで、花火があがりそうな時間。
「移動、しよっか。」
「うんっ」
「ん。」
そういって差し出された手のひらを、きゅっと握る。
自然に手をにぎってくれることが嬉しくって。
つい、はしゃいでしまう。
小さい子の声で騒がしかった辺りも、だいぶ落ち着いてきて。
カップル率が、高くなってきたみたい。
「ねー、どこ行く・・・・・・・っッ・・・・」
サァ―――――ッ
「ぎゃははッ、お前ばかだろ~!!」
「はッ!? 優 なんかに言われたくねぇしッ!!!!」
―――――――――――ッ優
すれ違ったのは
紛れもなく、あたしの知っている優。
金髪の髪を靡かせて。
優雅に笑う、その笑顔は。
どこからどうみても
優、そのもの――――――――・・・

