ワがまま王子☆






「・・やっぱ帰るわ。」

あと一cmで髪に触れる、手を戻して。

ベットの上から、ゆっくりと起き上がった。

「え・・?」

自然と沸く、疑問の感情。

「じゃ、またあとでな。」

出て行っちゃう。

零が、いなくなってしまう。

嫌・・だ。

嫌だよ・・ッ

今、引き止めなかったら。







このまま、一生会えなくなれそうで―――――――――・・