「・・何回、されたの?」 「・・え?」 無表情で。 何を考えているか、全然分からなくって。 「キス。」 抱きしめられる力が。 少しだけ強くなって もう、抜け出せないんだ。 「いっ・・回かな。」 なんていわれるか、怖い。 きゅっと気づかれないくらいの力で、零のシャツを軽く握った。 「10倍返ししてやる。」 ふいに、とんっと肩を押されて。 あたしはそのままベットの上へ。