ワがまま王子☆





「・・何回、されたの?」

「・・え?」

無表情で。

何を考えているか、全然分からなくって。

「キス。」

抱きしめられる力が。

少しだけ強くなって

もう、抜け出せないんだ。


「いっ・・回かな。」

なんていわれるか、怖い。

きゅっと気づかれないくらいの力で、零のシャツを軽く握った。

「10倍返ししてやる。」

ふいに、とんっと肩を押されて。







あたしはそのままベットの上へ。