振り向いたのが、いけなかったんだ。 後ろを向いた瞬間。 ふいに、抱きしめられて。 あたしはもう、零の腕の中―――― 「・・・ん・・っ」 あたしの唇を、零の唇で挟んで。 喋らせよう、なんてしない。 だんだん頭がぼーっとなってきたときにはもう遅く。 そこは、ベットの上――――――――――・・・