ワがまま王子☆










流石に、相手が寝ているときに襲うほどできていない人間じゃない。

起こさないようにそっとドアを開ける。


「ん・・・ん~。」

起きた?

ゆっくり振り返ると、苦しそうにうなっている未来がいた。

「ふー・・。」

思わずため息が――――――って・・・

何でこんなに気を使わなきゃいけないんだよ?

今まで女なんかに気を使った事なんかなかったのに。








そう思いながらも、ゆっくりとドアを閉めた――――――・・