「はあぁー。」 焦った。 ほんと焦った。 雨の中、抱きしめたときの未来の体温。 尋常じゃないくらい熱くて。 やばい、と思った時はもう遅かった。 倒れたときの真っ青な顔。 過呼吸じゃないかと思わせるくらいの荒い呼吸―――――・・ 俺は、寝ている未来に少し近づき。 そっと唇をおとした――――