「・・・未来・・・。」 優しくて、甘い声で囁く。 自然と重なる唇。 ‘みーくりん♪‘ 「―――――――――っッ」 やっぱり。 優との記憶は消せなくて。 思い出すのは 優の黒い笑顔――――――――――― すぅっと意識が遠のいて。 名前を呼ぶ、零の声だけが微かに聞こえて。 そこはもう。真っ暗な、闇の中 抜け出せない、暗くて深い落とし穴――――――・・・