「――――――っッ、何・・してんだよッ!?」 怒ったような口調で。 でもなぜか、冷たくなんかなくて。 「なんとか・・・・・言えよ・・ッ」 あぁ。 あたし今、幸せなんだ。 優しく包みこんでくれるのは。 優、なんかじゃなくて。 零だ――――――――――― 雨は冷たい。 でも、心の中は温かい。 真反対の二つだけど。 なぜか、ちゃんと合ってて。