「あー、買った買った♪」
満足そうな笑みを浮かべ、大きな袋をかかえながら歩く。
「ねー、未来は何買ったの~?」
「なっ・・何も!!」
恥ずかしくて、言えないし・・・っ
ペア、リングなんて。
「ふぅぅぅぅぅーん。」
意味ありげにあたしを見ると、また鼻歌を歌いだした。
「あはは・・。」
買っちゃった。
買うつもりなんて、全然なかったのに。
誰に、あげればいいの―――――・・?
―――――― 零――――・・・
ふっと頭の中に横切る画像。
ぼーっと突っ立っていると、後ろから衝撃がきた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…