誰か・・

誰か、嘘だって・・言ってよ。

由佳・・だって。

友達じゃ、なかったの?

笑い出す二人。

これは・・現実?

それとも・・夢?

もう、涙さえもでない。

薄情な、女かな。

違う。

ショックすぎて・・

今、目の前でおこっていることが・・

本当のこと

って認めたくなくて。

泣き出したら・・認めてしまったみたいで・・。



泣きたくなんか、ないんだ。



泣いたら・・あたしの負け、だから――――――――・・・