ここは食パンなのか・・。

まあ、いいんだけど。

ふと未来の方を見れば、オーブントースターのタイマーをセットしていた。

「んっと・・・。」

「あんたバカ?」

やじるしがさしていたのは6分丁度。

「バッバカって何!?」

いきなり俺の方を向く。

自分でやったことにもかかわらず、顔を真っ青にそめる。

何?

普通ここは真っ赤じゃないの?

へんなやつ・・。

今までの女は、俺が少し顔を近づけるだけで顔を真っ赤にし、「いいよ・・・。」などと意味不明な言葉を吐いてきた。

だけど・・

こいつは違う。

「6分とかこげるから。」

そういってタイムを1分に戻した。

「~~~っ」

また、悔しそうに睨みつけられる。

その、俺を睨むクセやめたら?

眉間にしわがよってるし。

「ちょっちょっといつまでここにいんのよッ!?」

今度はいきなり切れだした。

「いつまでって・・未来がいて欲しそうな顔してたから?」

俺はわざとらしくニヤリと笑う。

「そっそんな顔してないッッ!!!!!!」

そういうと、またプリプリと怒り出した。