ワがまま王子☆




パクッ



「・・・へ?」



「甘すぎ。」




唇を軽く腕でふく零。

「ちょっちょっと!!なっ何勝手に食べて――――――っんんっ!!」

口に広がるほろ苦いブラックチョコレートの味。

「はぁっ!!」

やっと息が吸えるようになると、零は言った。

「これで、おあいこでしょ?」




意地悪そうにニヤリと笑った。