ワがまま王子☆



っ!?

ちょっとまって・・!!

あたしと零って・・好き同士ってことは分かった・・んだけど。

付き合ってる・・の?

‘好き‘とは伝えられたけれど、‘付き合って‘とはお互い言ってない。

彼氏誰ー?

って言われたら・・零の名前、言っていいのかな!?

そんなこと不安に思いながら、近くにあった椅子に腰をかける。

あたしって・・零にとってなんなんだろ。

ふぅーっとため息をついていると、いきなり顔を覗き込まれた。

「何ため息ついてんの?」

ニヤリとかっこよく笑う零。

「えっ・・!?あ、いやっなんでも・・ないよ!!」

緊張しすぎて何度もかんでしまう。

「ふーん。」

そういいながら、ストロベリー味のアイスを手渡す。

「あっありがと!!」

のっていたスプーンを持ち、上にあったクリームをすくってそのまま食べる。

「ん~おいし~っ!!」

やっぱり、アイスおいしいよ~っ

アイスのおいしさに溺愛しながら、もう一口――――――