「ね、こんなに試着するわけ?」
両手いっぱいにかかえた服の山を指差し、怪訝そうな顔で言った。
「うんっ♪だって、全部可愛いじゃん!!」
店の奥に行き、試着室に入る。
「まーだー?」
暇そうに聞いてくる零。
「まだっ!!」
うっ
スッスカートが・・入らない!?
この前まで入るサイズだったのに!!!
一枚のスカートと、悪戦苦闘していると外からまた声が聞こえた。
「開けていいー?」
「だっだめ!!」
急いでカーテンの隙間を閉める。
いっ今は絶対だめッ!!!
おなか見えちゃったらやばいし・・!!
少しだけウエストをゆるくして、もう一度足を入れる。

