「で。さっきの何?」 広見おじさんが出て行った瞬間、未来を壁に軽くおしつけた。 「・・・さっきのって何よ?」 睨み返す未来。 肩震えてるんだけど。 「俺のこと押し倒したじゃん?」 わざと、顔をキスできるくらいのところまで近づけた。 「そっそれは・・・。」 いい言い訳が見つからないのか、視線が泳ぐ。 「へー。いえないんだ。」 からかうために、さらに顔を近づける。 「――――ッさっさっさと椅子座ってよ・・ッ!!!」 「ふーん。言えないんだ。」 俺がかるく笑うと、悔しそうににらみつけた。