「ぎゃっ!!」

やっやばい・・

パラダイス☆デートプランを見てたことを知られたら・・

絶対バカにされるッ!!!!!!

そう思ったときにはもう遅くて。

雑誌は零が手に持っていた。

「パラダイス・・デートプラン?」

「ちょっちょっと返して・・!!」

ぴょんっとはねて取り返そうとするが、あたしの手のとどかない高さに、わざと持ち上げる。

「~~っ!!」

「何、ここ行きたいわけ?」

そういって、ピンクの覧を指差す。

「べっべつに行きたくなんか・・・!!」

行きたいよ!!

すっごくいきたいけど・・

絶対言えないし!!!

「ん。あと5分ね。」

持っていた雑誌をソファにほうり投げると、そういってTVをつけた。

「・・は?」

「5分でしたくしろってこと。」

あたしの食べかけのポテチを手に取り、一枚つまんで食べる。

「行きたくないの?」

ニヤッと笑うと、あたしの方を見た。

「いっ・・行きたいです。」




「あと3分。」




どんなときでも。

零は容赦ない