――――チュッ リップ音とともに、温かいものが唇の上をかすかに触れる。 「・・・?」 目を開けると、すぐ側に零の顔。 う・・そ。 今、あたしキスされた・・!? 急に、リップ音が恥ずかしくなってくる。 「今のじゃ、物足りない?」 意地悪そうに笑う、零。 「っッ///」 真っ赤なあたしと対照的に、余裕の笑みを見せる。 「だっから・・っ、好きじゃないなら・・もうこういうこともしない・・で?」