ワがまま王子☆




――――チュッ




リップ音とともに、温かいものが唇の上をかすかに触れる。

「・・・?」

目を開けると、すぐ側に零の顔。

う・・そ。

今、あたしキスされた・・!?

急に、リップ音が恥ずかしくなってくる。

「今のじゃ、物足りない?」

意地悪そうに笑う、零。

「っッ///」

真っ赤なあたしと対照的に、余裕の笑みを見せる。




「だっから・・っ、好きじゃないなら・・もうこういうこともしない・・で?」