ワがまま王子☆





「・・未来?」

不思議そうに顔を覗き込む。

「・・・っッ//」

顔が真っ赤になるのが、恥ずかしい。

赤くなっているとこを見られたくなくて、反射的に手で顔を覆う。

そっと顔のほうに手をのばし、覆った右手を包み込んだ。

「あっあの・・・ッ」

一言・・

一言だけでいいんだから・・

‘好き‘って言えば―――――――・・・

「何?」

ぐいっと顔を近づけてくる。

ますます高くなる体温。

「・・・あたし・・零のことが・・す――――――――ッ!?」

ハプニングは。







いつも突然やってくる―――・・