ワがまま王子☆



頭の中で繰り広げられる果てしない想像。

スースーとリズムよく聞こえる静かな寝息。

むっ・・無理!!

心臓発作で・・死ぬ・・!!!!!!!

雷はおさまったけど・・

絶対寝れない・・・!!!



「告白に決まってんじゃーん♪」




教室で言っていた、花音の言葉を今思い出す。

告白なんて・・とてもじゃないけど無理!!!

そんな余裕はどこにもない。

零との距離10cm。

シングルベットで流石に二人はきつい。

どっどうせなら・・床で寝ちゃおっかな。

零を起こさないように、そっとベットから降りる。

やっやっと・・寝れる・・!!!

もう眠くてしかたがない。







床に布団を引いて、やっと寝るところだった――――