ワがまま王子☆



「・・じゃあおやすみ・・。」

「ん。」

窓際でTVを見ている零に、声をかけた。

パタンッ

ドアを閉めた瞬間急にこみ上げてくる怒り。

何あれ!?

意味わかんない・・・!!!!!!!

一人で勝手にプリプリしながら階段を上り、自分の部屋に入るとすぐベットの中に入った。

カチッ

部屋の電気を消し、布団の中で丸くなる。

第一、感想で「まっず」とかなくないッ!?

「もう少し塩が足りないんじゃない?」とかさ!!!

絶対優しいいい方もっとあったのに・・・!!!!!!!!!

寝ようとしても、零への怒りが頭の中を離れない。

寝返りをうち、一度深呼吸をする。

なんであんな奴好きになっちゃったんだろ・・!?

好きになっておいて、自分の好みが恐ろしい。

だって、零なんて――――――――――

―――――ピカッゴロゴロゴロゴロゴロコッッッッ

突然、窓の外に黄色の光が走った。

いっ今の何!?

もしかして・・・

雷・・・!?

一秒遅れて認識する。

「ぎゃーっ!!!!!!!!!!!」

突然の出来事。







テストの次に嫌いな・・雷。