「こっこっこっこっ告白~~っッ!?」
クラス全員の視線が、あたしと花音に注がれる。
「そっ♪こんなチャンス、滅多にないんじゃなーい?」
「そっそんなこと言われて・・・・って、何であたしが告白しなきゃいけないの!?」
「えー、だって未来好きでしょ?」
今さらー?とでも言ったような呆れ顔で話す。
「すっ好きって・・!?」
すると、すっと耳元に近づいてきて、甘い声でこういった。
「れ・い・サ・マ・のこと♪」
「~~~っッ///」
なっなんで知ってんの!?
てか、言ってないよね!?
「花音の観察力をなめないでよ~?」
ふふんと得意げに威張る。
「~~っッ」
告白なんて・・
できるわけ・・ないしッ
てゆうか・・告白しても、断られるだけ。
喋れなくなるくらいなら・・この・・このままでいいよね・・?
そう、自分に言い聞かせていた。

