ワがまま王子☆




「邪魔。」

そういって押さえている手をどけた。

「じっ自分でやれるって・・!!」

「いいから。」

救急箱を開け、消毒液とテッシュを取り出す。

「でっできるって・・!!」

「うるさい。」

ポタッ

消毒液が傷にしみる。

「いったぁッ」

傷の周りを思わずおさえると、軽くにらまれた。

「邪魔だっていってんの。」

「ごっごめん!!」

ぱっと手を離し、素直に膝に手をそえる。

でも・・

やばくない!?

高校生男女ふたりっきり。

      +

ワがまま王子&ドS

      +                 = ★○△■×%&$#”ッ!!!!!!!!!!!!!

抵抗できないあたし。

      +

保健室&ベット




やばいやばいやばいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

どうしようッ!?

こっこのまま襲われたりしたら ――――――ッ

してはいけない妄想が、頭の中をさっと横切る。

やばい。






確実にやばいです。

どう・・したらいいですか・・?