「知ってる。」 しっしっしっしってるって何!? いっ意味がわかんない・・・ッ 逃れることを諦め、抵抗をやめた。 うっすらと眠いまぶたを開けると、そこには保健室という文字。 つっついた!! これで沈黙が破られる・・ッ 淡い期待を持ちながら、保健室の中を覗く。 「あっあれッ!?」 空っぽの部屋。 あるのは、消毒液や白いベット、先生の机のみだった。 真っ白い机の上に、紙が置いてあるのが見える。 乱暴にあたしをソファの上におろし、机の紙を手に取った。