「・・・わっ!?」 少しすったくらいの傷が、足にできていた。 「ちょっちょっと、保健室・・行って来た方がいいんじゃない!?」 クラスの女の子がそう叫びだした。 「だっ誰か連れてって―――――――― 完全にパニック状態の先生。 「じゃっじゃあ俺が・・ッ」 そういって、駆け寄ってくれた隆起。 腕をつかみ、ぐっと持ち上げて――――――― 「いい。俺が連れてく。」 そういってあたしの視界を遮ったのは・・ わがまま王子だった。