ワがまま王子☆



「・・・わっ!?」

少しすったくらいの傷が、足にできていた。

「ちょっちょっと、保健室・・行って来た方がいいんじゃない!?」

クラスの女の子がそう叫びだした。

「だっ誰か連れてって――――――――

完全にパニック状態の先生。

「じゃっじゃあ俺が・・ッ」

そういって、駆け寄ってくれた隆起。

腕をつかみ、ぐっと持ち上げて―――――――






「いい。俺が連れてく。」








そういってあたしの視界を遮ったのは・・











   わがまま王子だった。