ガララッ

シ―――――ンッ

「・・・・?」

教室を開けた瞬間、冷たい空気が流れる。

え?何?

あたしなんかへんな事した・・!?

普通に・・開けたつもりなんだけど・・ッ

少したって、また話しはじめるクラスメイト。

「ねーねー♪未来ちゃんって言うの?」

「えっ!?」

慌てて後ろを振り返る。

「私、花音っていうんだー♪よろしくね?」

背がちっちゃくて、ふわふわな髪の女の子。

いかにももててますってかんじ。

「あ、うん。よろしくー。」

あたしは初対面が苦手。

いわゆる人見知りってやつかな?

だから、初めての人と喋るときはどうしてもぎこちない会話になる。

「ねーねー、零サマとどんな関係なのー?」