ワがまま王子☆





―――――ッドン

背中に、圧力がかかる。

誰かに・・ぶつかった・・!?

「・・ッ!!」

気づいたときにはもう遅くて。

空に舞い上がるナイフと真っ赤なリンゴ。

「あっ危ない!!」

背後から、叫び声に近いような言葉が聞こえてくる。

ザッ

鈍い音。

「まっ牧野さ・・ッ」

先生の青ざめた顔。








え・・?

あたし、何かし――――――