ワがまま王子☆



「未来ちん―――――ッ!?」





呼ばれて目を開けると、息をきらした龍起がいた。

「りゅ・・うき?」

なんで・・・?

どうして龍起がここにいんの・・?

「未来ちんなにやって――――

零が視線をあたしから龍起に移す。

「お前には関係ねーじゃん。」

そういって、バカにしたように鼻で笑う。

「かっ関係なくねーよッ!!」

「・・え?」

「俺・・未来ちんのこと・・・。」

あたしの・・こと?

それまでいって、続きはなかなか言わない。

「ふーん。」

また、零が冷たく言い放つ。

「とっとにかく!!未来ちん行くよっッ!?」





隆起はそういって、あたしを抑えている零の腕をはらった。