「未来ちん―――――ッ!?」
呼ばれて目を開けると、息をきらした龍起がいた。
「りゅ・・うき?」
なんで・・・?
どうして龍起がここにいんの・・?
「未来ちんなにやって――――
零が視線をあたしから龍起に移す。
「お前には関係ねーじゃん。」
そういって、バカにしたように鼻で笑う。
「かっ関係なくねーよッ!!」
「・・え?」
「俺・・未来ちんのこと・・・。」
あたしの・・こと?
それまでいって、続きはなかなか言わない。
「ふーん。」
また、零が冷たく言い放つ。
「とっとにかく!!未来ちん行くよっッ!?」
隆起はそういって、あたしを抑えている零の腕をはらった。

