「何、脅えてんの?」 零の言葉に、はっと我に返る。 怖い・・からに決まってんじゃん・・ッ そんなことは当たり前に口に出せず、ただうつむくことしかできなかった。 手が、小刻みに震えだす。 やめって・・ これ以上、あたしに触れないで・・? 落ちちゃいそうで・・ 零の言葉に、落ちちゃいそうで―――――・・・ I away fall into a trap あたしはいつも穴に落ちる―――・・・ そう、零に。 「未来ちんッ!!」 あたしと零の距離、3cm。 後ろから、声が聞こえた。