ワがまま王子☆




‘花音ね、拓馬の事ずーっと好きなんだ。‘

頬をほんのり赤くして恥ずかしそうに顔をうつむかせる花音は、恋する女の子だった。

花音が・・

拓馬って人のこと・・?

そういえば・・幼なじみだもんねー・・

「じゃっじゃあさ、なんで自己紹介の時こくってね~とか言ってたの!?」

そこが不思議。

好きな人いるなら・・言わなくてもよくない!?

「だーかーらぁ、ちょっと・・嫉妬させたかったの・・!!」

両手で口をおさえる。







嫉妬・・






自分が嫉妬するのはすごくやだけど。

嫉妬されるのは異常に嬉しかったりする。