ワがまま王子☆





「みっくーっ!!テストどうだった~っ!?」

6時間目の終わりのチャイムがなった瞬間、花音が抱きついてきた。

「えー・・最悪ー。」

気分も最悪。

合計点数・・185だったし・・ッ

どう考えてもやばすぎないッ!?

「花音もーっやばかったぁ~ッだってさ、合計点数362だよっ!?死んでる~。」

はっ!?

あたしの2倍じゃん!?

そんなことは口に出せず、適当に軽く笑う。

「あーもうッ、テストの話しやめよッ!!やっぱり、零サマのことだよね~♪」

異常にニヤつきながら顔を覗き込んでくる。

「なっなんで・・れっ零?」

ついつい声が引っかかってしまう。



「未来さ、人生の中でキスしたことある~?」






「はいッ!?」

きききききすって・・

魚のきすっ!?

魚のきすは・・したことないけど・・ッ

てゆうかおいしそうじゃないし・・ッ