「えーっと・・・牧野未来牧野未来牧野未来・・・・・・あったッ!!」

名前が一枚の紙にいくつも並んでいる中、自分の名前をやっと見つけた。

背はそんなに低い法ではないのだけれど、男が高すぎる。

「1-Dかぁ。」

どうせ同じクラスの人の名前見てもわかんないと思うし・・。

なんとかなるよ。

「・・ぎゃッ」

いきなり肩に重みがかかる。

「みーく。何組?」

後ろを見なくたって分かる。

「ちょっと零やめてッ!!」

「いいじゃん。で、何組?」

何この自己中!?

初めてみたよッここまでの自己中って・・・ッ!!

「びっBッ!!!」

あたしは零に嘘をつく。

「嘘。D、だろ?」

そういいながらまたクスッと笑った。