ハラッ・・・

隆起が立ち上がった瞬間、ポケットから一枚の紙が落ちた。

「・・何これ?」

足元に来た、白い紙を拾う。

んーっと・・?

逆さになっていた紙を元に戻して読む。

「・・・映画、(未来の好きなやつ)・・昼飯、(未来の好きな―――――――――

その時、ぱっと紙を取られた。

「みっ見た!?」

顔を真っ赤にしていう隆起。

「いや・・?見てない。」

くしゃくしゃっと丸め、ゴミ箱に投げ捨てた。

「よっよかった~ッ!!」

へなへなっと崩れ落ちる。