頬杖をついて、窓の方を見るとさっとケータイを取り上げられた。 「ちょっとッ何すんの!?」 「いいからいいから♪」 思いっきり睨みついてもケータイを離す様子は見れない。 ピッピッピ 「はい♪」 満面の笑顔で渡された。 急いで画面を開くと、『河野 龍起』から、『りゅー』に変わっている。 「何これ!?」 「いいじゃん♪俺だってわかるっしょ?」 罪悪感が感じられないところが怖い。 「・・・まあいいけど。」 パタンッと静かに閉じ、椅子を立ち上がった。