小学校生活も6年が経った。
私はあの頃から、恋なんてしてない。







咲「あぁー・・・。後1年で卒業かぁ。」


優里「そうだね。」


咲「なんにも思わない??」


優里「んー。寂しいね。」




話しかけてきたのは昔からの親友仁藤咲(にとう えみ)
いっつも私が恋愛相談に乗ってる。

咲「あぁー。悠と違うクラスになったら・・・」


優里「・・・」


咲「なんにも思わない??優里だって王子様とクラスが違うかったら悲しくない??」


優里「だ、だからッ!!翔のことは、もう好きじゃないから!!」


咲「ふぅーん・・・。」