息が止まるほどに




ー鳴海沢高等学校



自転車を置き、校門の前で

呼吸を整えながら大きく息を吸う。



目の前には建てられたばかりの

きれいで大きな立派な校舎。



周りには、私と同じ制服を来た

鳴海高のたくさんの生徒達。



もう一度大きく息を吸って

緊張の一歩を踏み出す。








「かーおるっ!」


「わっ!」



いきなり背中を叩かれた私は

びっくりして飛び上がり振り向いた。



「おはよー、かおる!」



「星那かあ!おはよう。

朝からビビらせないでよね!」




梅原 星那(ウメハラ セイナ)。



中学からの同級生で、私の1番の友達。